美味しく備える「フリーズドライ牛乳」の魅力とは？
近年、災害への備えに関心が高まっている中、ご家庭で食品の備蓄をされている方も多いのではないでしょうか。
手軽においしく食べられて、災害時の非常食としても優秀なフリーズドライ食品をご存知ですか？
いざという時に困らないために「食べながら備える」という新発想のプロダクトがフリーズドライ食品。
ここ近年、フリーズドライ食品が売り上げを伸ばしています。即席みそ汁・インスタントラーメンなど、私たちの食生活の様々なシーンで活躍していますね。
そして、数あるフリーズドライ食品の中で私たちがおススメしたいのは「フリーズドライ牛乳」です。
北海道の限られた契約農家から集めた生乳を贅沢に使用し、フリーズドライ加工した革新的な商品です。
今回は、このフリーズドライ生乳の優れた魅力について詳しくご紹介します。
目次
1．フリーズドライの歴史
フリーズドライは救急医療の分野で輸血用の血液を遠隔地の病院に運ぶために開発され、
医薬品類を中心に発達しました。
日本の食品分野では1960年代から少しずつ参入が始まり、インスタントコーヒーの登場と1970年代に発売された即席麺を中心に、フリーズドライの生産規模は爆発的に広まったと言われています。
現代のフリーズドライ技術はますます進化を遂げ、薬品や食品にとどまらず、化粧品、科学研究など、さまざまな分野で幅広く利用されています。
フリーズドライ技術によって、製品の質、栄養価、香り、味、形状を保ちながら、長期間の保存や輸送が可能となり、非常に価値のあるものとなっています。
フリーズドライは離乳食やペットフード、宇宙食の分野にまでその用途を拡大し、私たちの暮らしに欠かせないものになりつつあります。
2．フリーズドライ牛乳とは？
E-SONAE（良い備え）ストアでお取り扱いしている「北海道フリーズドライ牛乳」は、北海道のおいしい牛乳を提携工場にてマイナス35℃で凍結。
さらに真空状態で水分を昇華させ乾燥させ、粉末状に加工しています。
従来の全粉乳は高温で急速に乾燥させるのに対し、フリーズドライは低温乾燥のため、フレッシュな風味をほとんど損なわず、液体に戻した時に牛乳本来の美味しさが残っているのが特徴です。
3．フリーズドライ牛乳の優れた要素
毎日の生活において、牛乳は栄養豊富で欠かせない飲料のひとつと言われています。
しかし、時には液体の牛乳が扱いにくい場面や、長期保存が必要な時もあります。
そんな時に頼りになるのが、フリーズドライ牛乳です。フリーズドライ牛乳は、液体の牛乳を凍結し、水分を抜いて粉末状にした便利な食材で、その魅力は多岐にわたります。
フリーズドライ牛乳の優れた特性や利用の幅広さ、栄養価の高さなどをご紹介し、なぜ多くの人々がこれを愛用しているのかを探っていきましょう。
A. 牛乳そのままの味わい
北海道フリーズドライ牛乳は全粉乳と比較し細孔容積(小さい穴)が４倍あります。
その細孔内には美味しい風味がぎゅっと詰まっています。
また、従来の粉末(スキムミルクや全粉乳など)は高温で急速に乾燥させるため、熱が苦手な牛乳は風味を損なってしまいます。
しかし、フリーズドライは低温乾燥でゆっくり丁寧に乾燥させるため、ほとんど損なわれません。従来の粉末と比べより牛乳に近い風味を楽しむことができます。
B. 長期保存の優れた特性
牛乳の賞味期限は製造日＋1週間程度が一般的ですよね。
フリーズドライ牛乳は、その名前が示すように凍結し、水分を除去するプロセスを経ているため、牛乳の持つ栄養価を保ちながら長期保存が可能となります。
このフリーズドライ牛乳は、なんと生産日より1年間、常温で保存が可能です。
この特性は、非常事態に備えるだけでなく、日常の食品ストックにも適しています。
長期保存が可能なため、食品の廃棄を減少させ、食料供給を改善するのに役立つこともあります。
C. 栄養価と健康への利点
フリーズドライ牛乳は、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンAなどの栄養素を豊富に含んでいます。
これらの栄養素は骨の健康、免疫力の向上、肌の健康などに寄与します。
特にカルシウムは、骨や歯の形成に不可欠な要素であり、成長期の子供から高齢者まで幅広い年齢層にとって重要です。
D. 軽量でアウトドア活動や旅行への便益
フリーズドライ牛乳の重量は牛乳のおおよそ1/10と非常に軽量なことも魅力です。
その軽量性とコンパクトさから、アウトドア愛好者や旅行者に重宝されています。
バックパッキング旅行やキャンプで食材を持ち運ぶ場合、フリーズドライ牛乳は軽量かつスペースを取らず、栄養補給を確保するのに役立ちます。
アウトドア人口が増えた昨今では「キャンプ飯」なるアウトドアでの料理が人気ですが、これまで難しかった牛乳を使うメニューも、フリーズドライ牛乳であれば手軽にチャレンジできますね。
E. 多彩な用途
フリーズドライ牛乳は、単に飲むだけでなく、多くの料理にも使用できます。
コーヒーや紅茶に加えても、シリアルやオートミールにかけても美味しいですし、スムージーやベーキングにも活用できます。また、スープやカレーなどの料理にもクリーム状の風味を加えることができます。
F. エコフレンドリーな選択
フリーズドライ牛乳は、液体牛乳と比較して運送時の重量が軽く、冷蔵や冷凍の必要がないため、エネルギーや資源を節約するエコフレンドリーな選択肢と言えます。
また、パッケージもコンパクトで、環境にやさしい点が魅力です。
4．フリーズドライ牛乳の使い方
牛乳は88％の水分と12％の固形分で出来ており、この比率に基づいて溶かして頂くと牛乳と同等の濃度になります。
牛乳として飲んで頂くのはもちろん、加工食品の原料にも使って頂けます。
長期保存が可能ですので、使いたいときに使いたい量をお湯と混ぜてお使いください。
また、フリーズドライ牛乳は牛乳から固形分を取り出した食品なので、溶かす際にお湯の量を変えることで濃縮乳や練乳をお作り頂くことが可能です。
5．まとめ
フリーズドライ牛乳は、その便益の多彩さと美味しさから、多くの人々に愛されています。
毎日の食卓からキャンプやハイキングなどアウトドア活動まで、さまざまな状況で活躍する優れた食品です。
また、地球温暖化による猛暑や豪雨など異常気象が問題になっている今、いつもの備えを万全にしておくことが重要視されています。このような状況下で、備蓄品として活躍してくれる「フリーズドライ牛乳」をあなたも防災グッズの1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか？
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