10人に1人!? 見落としがちな衣類の備え

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今年は平年と比べて梅雨入りが遅かったり、ゲリラ豪雨や、ひょう害の出た地域もあったりと、天気の急変や気温の乱高下が著しく、衣替えのタイミングが難しかったと感じられた方が多かったと思います。
普段着の衣替えはもちろんですが、非常用持出し袋など災害時の備えも、衣替えはお済みですか?
今回は、災害時の衣類の備えについてお伝えしたいと思います。

 

目次

  1. 意外な盲点。「服の備え」
  2. 筆者の考える衣類の備え「3K」の視点
  3. フェムテックで平常時も災害時もカラダと地球に優しく
  4. まとめ

 1.意外な盲点。「服の備え」

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出典:緊急災害への服の備え(ユニクロ)

ユニクロが2021年に発表した独自調査の結果を見ると、一般生活者でも85.3%もの人が、災害時の「服の備え」をおこなっていないと回答しています。
備えている人がなんと10人に1人!
以前のブログでもお伝えしたとおり、約半数の人が飲料・食料品を中心とした備蓄をおこなっていると回答していましたが、衣類については確かに触れられていませんでした。

全国の自治体でも、食料や毛布、また感染症対策としてマスクなどの備えが進む一方、衣類を備蓄している自治体は18.2%にとどまっています。
毛布やマスクなどは、大人・子どもの2パターンほどでバリエーションが少なく備蓄しやすいかもしれませんがが、衣類となると、ユニセックスにしてもどれだけのサイズバリエーションを想定して備蓄するべきか、自治体も難しいところだと思います。となると、やはりいざという時のためにも、自分たちの衣類は自分たちで備えるほか無いと言えるかもしれません。

 

 2.筆者の考える衣類の備え「3K」の視点

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突然ですが、ここで23日の旅の荷造りについて想像してみましょう。

まずは、旅先が暑いところか、寒いところかで身につけるものが変わりますね。
アウトドアで活動などがあれば、アクティビティに合わせた衣類も準備します。
食事もカジュアルなものなのか、きちんとしたレストランに行くのかで服装や、場合によっては靴・バッグも用意します。
宿泊先に浴衣やパジャマの用意はあるでしょうか。なければ部屋着も用意したいですね。
肌着は23日ですから、最低でも2組、予備を入れて3組準備するでしょうか。

旅行であれば、洗濯ができなくても必要な枚数が分かりますし、目的に合わせて必要なものだけを準備し、旅行バッグに入るように詰めればOKです。
では、災害時ではどうでしょうか。旅行のようにアクティビティがあるわけでも、高級レストランに行くわけでもありませんから、バリエーションは必要ありませんが、問題は、避難生活が何日続くのかが分からないことと、いつ必要になるのかが分からないことです。

筆者の場合、家族4人で子供たちはそれほど大きな持出し袋を持たせられませんので、実質大人2人で4人分の衣類だけでなく飲料水や食料なども運ばなければなりません。
そこで衣類に関しては「衣類の3K」で持出し袋に入れるものを選定しています。
「衣類の3K」とは、「かさ張らない」「快適」「機能的」の3つのKです。
衣類がかさ張れば、他のものが入らなくなりますので、できるだけコンパクトになるものが望ましいです。
また、慣れない環境でストレスもかかりますから、快適に過ごせるかどうかも重要です。素材やサイズ感など着慣れたものだとなお良いですね。
そして最後の「機能的」は、洗濯するときに乾きやすいかどうかや、寒い時期は薄手でも暖かいとか、暑い時期は汗を吸ってすぐ乾くなどです。
特に、女性にとっては最近とても「機能的」な肌着が登場しました。これにより、非常用持出し袋の中身が大きく変わるきっかけになりそうです。

 

3.フェムテックで平常時も災害時もカラダと地球に優しく

最近よく耳にする「FemTech(フェムテック)」とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービスのことを指します。
その代表ともいえるのが「生理用吸水ショーツ」です。
生理用品といえば、使い捨てのナプキンなどが一般的ですが、近ごろは体への負担軽減やサステナビリティ―の観点から、洗って繰り返し使用できる「生理用吸水ショーツ」が注目を集めています。
フェムテックに特化したスタートアップ企業から始まり、今ではユニクロやトップバリュ、3COINSなどでも販売されるようになり、価格も少しずつ手ごろになりつつあります。

吸水ショーツがあれば、かさばる生理用品を大量に持出し袋に入れる必要もありませんし、ゴミが出ないので避難所のゴミを増やすこともありません。
吸水ショーツは、まさに「衣類の3K」でいう、かさ張らず、快適で機能的と言えますね。

当然、災害時だけでなく平常時でも、生理用品による不快感が解消されてカラダに優しく、ゴミも出さず環境にも優しい商品です。
ただし、災害時に初めて使う!というのは不安も多いでしょうから、まずは日常に取り入れて慣れるところから始めてみてはどうでしょうか。

 

 4.まとめ

災害備蓄や持出し袋の準備が整いつつある中、衣類の備えができていない人が多いことが分かりました。
また準備されているという方も、今の季節に合った衣類が入っているかどうか、またお子さんの衣類だとサイズアウトした衣類は無いかもぜひこの機会に見直してみてください。
水や食品だけでなく、季節にあった衣類が健康を維持するということもお忘れなく。
必要な衣類のチェックに、ユニクロの「服の備えチェックリスト」を参考にしてみても良いかもしれません。

 

 

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